【ご案内】「東アジアにおける古代都城と庭園」講演会(兼 第46回平泉文化セミナー)の開催について
岩手大学平泉文化研究センターでは、東アジアにおける総合的「平泉学」の構築を図るための一環として、平泉文化セミナーや講演会などを定期的に開催しております。
今回は、講演会兼第46回平泉文化セミナーとして下記により開催しますので、ふるってご参加ください。参加費は無料です。
記
1.日時 平成30年12月14日(金) 14:45~16:15
2.場所 岩手大学教育学部1号館2階 E21講義室
3.内容 発表者 趙 海涛氏、中国社会科学院考古研究所副研究員、二里頭考古隊副隊長
4.演題:「二里頭都邑における近年の考古新発見及び新認識―中国初期王朝都城遺跡―」
5.概要:今から約3800年前の中国初期王朝都城の二里頭遺跡における集落形態の形成及びその変遷について分析することは、二里頭国家の王権と礼楽制度との発生過程とその特徴を探求する重要な方法である。近年、二里頭文化早期の四進式5号建築基址が宮殿区中心部の東寄りに検出され、これは中国で最も古くて保存状態の最も良い多進式宮殿建築である。また宮殿区の東北部に祭祀機能を持つ巨大な土坑も発見された。二里頭遺跡1期から4期後半まで二里頭文化は継続したが、その後遺跡は破壊され、同時に一部地域では大型建築が改めて造営されており、外族の侵攻と王朝交代によるものだと推測される。
本件に関する問い合わせ先:
平泉文化研究センター 三陸復興・地域創生推進機構 劉海宇
019-621-6529 ryukaiu@iwate-u.ac.jp