【ご案内】平泉文化セミナー第33回例会の開催について
平泉文化研究センターでは、東アジアにおける総合的「平泉学」の構築を図るための一環として、平泉文化セミナーを定期的に開催しております。
今回は、第33回例会として下記により開催しますので、ふるってご参加ください。参加費は無料です。
記
1.日時 平成29年7月25日(火) 17:00~18:30
2.場所 岩手大学教育学部総合教育研究棟〈教育学部旧1号館〉2階 E21講義室
3.内容 発表者 劉 海宇 岩手大学平泉文化研究センター教授
演題:中尊寺金銀字一切経と東アジアの王権
概要:中尊寺金銀字一切経は藤原清衡の発願によって書写され、天治三年(一一二六)に中尊寺に供養されたものである。これが日本国内に類例がないことからその始原を中国大陸に求め、これまで二、三の金銀字一切経の事例が指摘されてきたが、残念ながらその起源と展開の大要に説きおよんだ研究は皆無であった。本報告では古代中国における金銀字経の起源とその歴史的展開を東アジア仏教史のなかで概観し、併せてその政治的意義と東アジア王権との関わりについても検証を試みたい。
本件に関する問い合わせ先:
平泉文化研究センター事務局
(〒020-8550)盛岡市上田三丁目18-33 ℡ 019-621-6529 E-mail ryukaiu@iwate-u.ac.jp