【ご案内】平泉文化セミナー第31回例会の開催について
平泉文化研究センターでは、東アジアにおける総合的「平泉学」の構築を図るための一環として、平泉文化セミナーを定期的に開催しております。
今回は、第31回例会として下記により開催しますので、ふるってご参加ください。参加費は無料です。
記
1.日時 平成29年5月31日(水) 17:00~18:30
2.場所 岩手大学教育学部総合教育研究棟〈教育学部旧1号館〉2階 E21講義室
3.内容 誉田慶信氏 岩手大学平泉文化研究センター客員教授
演題:「中尊寺供養願文」の作法
概要:「中尊寺供養願文」には、藤原輔方本と北畠顕家本があり、前者こそが天治3年3月24日に読まれた原本の摸写本でした。その意味することを、願文の施主の自署、年月日に着目しつつ明らかにします。また、願文は、壮大な仏会次第の、ある時と場で、決められた僧侶によって読まれました。その作法は、供養式に準じており、平泉の鎮護国家大伽藍落慶供養も、京都の仏会と同じでした。願文の修辞法や言説・思想については数多くの研究がありますが、本報告では願文をめぐる人びとの具体的行動(作法)に着目することで、平泉の落慶供養の実像を探ります。
本件に関する問い合わせ先:
平泉文化研究センター事務局
(〒020-8550)盛岡市上田三丁目18-33 ℡ 019-621-6529 E-mail ryukaiu@iwate-u.ac.jp